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治療をしたのにまだ痛む

    こんな治らない痛みありませんか?

    当院には、いくつかの歯科医院に通ってもなかなか治らないという方が時々来院されます。

    「神経を取ったのに、ずっと痛みが引かない」
    「噛むと痛いんだけど、他の歯科医院で見てもらっても何でも無いと言われた」
    「歯を治してもらったばかりなのに、痛くて噛めないので、もう一度見てもらったら問題ないと言われた。」
    「入れ歯が痛くて噛めない」

    などがよくある症例です。

    さぞ複雑な問題があるのかと思われるかもしれませんが、ほとんどの場合割と簡単に治ってしまいます。

    誤解のないように最初にお話ししておきますが、「私は、決して痛みの専門家ではありません。」

    では、何故他の医院では治せないものが、当院で治ってしまうのでしょうか?

     

    ほとんどが、問題を見落としているだけです。

    長く歯科医をやっていますので、このような症例はたくさん診てきました。

    そしてその大部分が、問題を見落としているだけなのです。

    そもそも、口の中の痛みの原因はそれほどあるものではありません。

    歯の中の神経の痛み 歯を支える歯根膜の痛み 歯の周囲の歯ぐきの痛み 

    これまでの経験からほとんどがこの3つのうちの一つが原因です。

    (もっと中枢に近い神経からくる痛みや、唾液腺の炎症などいくつか他の原因もあるのですが、これらは専門領域での治療が必要なものなので、しっかり鑑別して専門家にご紹介しています。)

    大切なのは、3つの痛みのどれなのかを、これまでの症状の聞き取り、痛みの詳細、口腔内の観察を注意深く行い特定することです。

    それではいくつか実際の例を見ていきましょう。

     

    神経を取ったのに、ずっと強い痛みが引かない。

    これは痛みがひどく、患者さんにしてみれば1秒でも早く痛みを取って欲しいと思われるほど深刻なものです。

    中には1ヶ月この痛みに悩まされ「こんなに痛いのなら歯を抜いて欲しい。」「夜も眠れず、気がおかしくなりそう。」と疲れ切った様子で来院される方も少なくありません。

    このような症例は、まず間違いなく「神経が残っていて、炎症を起こしている。」ことが原因です。

    治療は時間がかかることもありますが、丁寧に取り残している神経の細い管を探し、神経を取り除いてあげれば、一発で治ります。

     

    噛むと痛いんだけど、他の歯科医院で見てもらっても何でも無いと言われた

    歯の治療痕がなく、虫歯もないケースでよく起こります。

    歯をよく見みても全く異常はありません。レントゲンを撮っても問題は見当たりません。固いもの噛んだ時だけ鋭い痛みが出ます。

    これは経験の浅い先生が見落としがちなケースで、亀裂が原因です。

    亀裂はなかなか見つけにくく、確定診断がしづらいものです。当院では専用のルーペを使って観察していますが、それでも容易ではありません。

    また、亀裂の治療法はたくさん削ってクラウンと呼ばれる被せ物にするしかありません。
    亀裂を見つけられないものの、これまでの経緯や症状だけで亀裂が原因と確信したとしても、歯を削ってクラウンまで被せにもかかわらず症状が改善しなければ、患者さんに申し開きができず、ついつい尻込みしてしまうことも、結論を出せない要因でもあります。

    要は、診断を下すのに勇気がいるのです。

    最も難しい診断の一つですが、当院ではこれまでの経験をもとにこのことを十分説明し治療を進めています。

     

    治したばかり歯が痛くて噛めないのでもう一度見てもらったら問題ないと言われた。

    これもよくあるのですが、原因は三つ考えられます。

    一つは噛み合わせが調整しきれていない。
    これは噛み合わせの調整をすればすぐに治ります。

    次の原因は、接着剤が十分に付いていない。
    治療した医院にしてみれば再治療はなかなかやりにくいものです。自信を持って治したものほど再治療しづらいものです。大丈夫と思い込んでしまう、そこに落とし穴があります。
    再治療すれば治ります。

    最後の一つは、虫歯が深く神経が炎症を起こしている。
    これは、治療前の近く過敏や痛みの症状が大きければ大きいほど、処置後に痛みが現れやすくなります。
    残念ながら神経を取らなければなりません。

     

    入れ歯が痛くて噛めない

    これは、基本的に歯科医の技術の問題がほとんどです。

    入れ歯の治療は一般的な治療にもかかわらず専門的な技術が必要とされるものです。

    専門家に診てもらう必要があります。

    私は、かつて義歯を専門としていましたので、お気軽にご相談ください。

    患者さんからすれば、長い間悩まされてきた痛みから一挙に解放されるわけですから、私たちはまるで神様のように見られ、歯医者冥利に尽きるというか、この仕事をやっててよかったと思う瞬間と言えます。

     


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