セラミックの根元が黒い症例

セラミックの根元が黒くなっている

セラミックを入れたけれど、何年か経過すると根元が黒くなってしまったということはよく見かけます。

これは、もともと歯ぐきに隠れていた歯の根が、歯ぐきが痩せてしまうことで見えてしまっているだけです。歯の根は、神経を取った時に内部に汚れがあると暗く変色してきます。

歯の根が見えているだけだから医学的には問題ないと言っても、前歯の根元が黒くなってしまうと見た目にも影響がありやり直したいと思うのも当然です。

しかし、また同じ事になってしまうのではないかと二の足を踏まれている方も多いかと思います。

歯ぐきには弱い歯ぐきと強い歯ぐきのタイプがある

実は、歯ぐきに痩せやすいタイプと痩せにくいタイプがあります。

痩せにくいタイプは、歯ぐきが厚く、歯ぐきの形状も緩やかな波状をしています。

痩せやすいタイプは、歯ぐきが薄く、歯ぐきの形状がきついカーブを描いています。

当然、痩せにくいタイプの歯ぐきであれば、その後の経過も安定しますのでそれほど心配はないのですが、痩せやすいタイプの歯ぐきは、セラミックを作る時から、デリケートな扱いが必要で、セラミックを入れた後のお手入れも、気をつけていただかなければなりません。

歯ぐきが厚いタイプです。歯ぐきの波打ちが緩いですね。

歯周病もあり歯ぐきの状態も今ひとつで、歯ぐきのラインもへの字型で美しくありません。

仮歯にして歯周病の治療を行い、歯ぐきの炎症を抑えます。

綺麗になりましたね。でも長期予後が気になります。

7年経過しています。ほとんど問題ないですね。

次はどちらかというと歯ぐきが弱いタイプです。

色も形も左右非対称です。これが一番難しい。

少し歯ぐきに痕跡が残っていますが、なんとかここまで治せました。