連休が終わってしまいましたね。でも、なかにはまだまだお休みの方もいるようです。連休明けということもあり、今日は急性症状を訴える患者さんがたくさんいらっしゃいました。
連休の間歯医者が休みということもありますが、不思議と休みのときに限って歯が痛くなるものです。その中でも多いのが、親知らずの痛みです。今日の患者さんの中にも親知らずの痛みを訴える方がいらっしゃいました。
親知らずが痛む原因はいくつかあるのですが、最も多いのが、完全に生えきらず少しだけ頭を出しているような状態で歯ぐきが腫れてしまうケースです。これは、親知らずと手前の第二大臼歯の隙間に食べカスがたまってしまうのが原因で炎症を引き起こします。
では、なぜ休みに限って痛くなるのでしょう。キーワードは「日和見感染(ひよりみかんせん)」です。日和見感染とは、細菌の力が弱く普段健康な時には免疫力によって押さえることができるのですが、疲れやストレスなどで免疫力が落ちると細菌との力のバランスが崩れ、細菌のほうが優位になってしまう現象をいいます。
つまり、休日ともなると普段の緊張感から解放され、免疫力が低下し、日和見感染を起こしてしまうのです。
「病いは気から」ということわざがありますが、これは本当のことなのです。私も、普段は元気なのですが、年末や実家に帰ったりすると必ずと言っていい程体調を崩します。不思議なことに、旅行のときに体調を崩すことはほとんどありません。どうやら、私にとって旅行は休息ではないようですね。
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