血流に乗った細菌は妊婦さんをも襲います。
妊娠中するとエストラジオールやプロゲステロンというホルモンが劇的に増え、歯周病菌の増殖を促します。それによりサイトカインと呼ばれる物質の血中濃度が上昇し、PGEsの分泌をうながして、子宮が収縮し早産の危険性が増すと言われています。
また、妊娠8ヶ月で破水された方の羊水から、歯周病菌が検出されたとの報告もあります。
ちょっと難しい話になってしまいましたが、要はお口の中の細菌が妊婦や胎児にも悪影響を及ぼすので、妊娠中は特に歯磨きには気をつけましょうというお話です。