歯周外科

歯周外科とは

歯周外科は、歯周基本治療だけでは改善が難しい歯周病に対して行う外科的な処置です。
歯周病が進行すると、汚れが根の深いところまで付着し、通常の器具では取り除けなくなります。このような状態を放置すると、骨の吸収が進み、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
歯周外科により、歯茎を切開して歯の根を直接露出させ、直視下で深い歯周ポケット内に溜まった歯石や感染組織を徹底的に除去し、歯周病の進行を食い止めることができます。
外科処置と聞くと不安に感じる方もいらっしゃいますが、局所麻酔下で行うため痛みはほとんどありません。当院では、総合病院で7年間勤務した経験があり、外傷などの救急対応にも豊富な実績がありますので、安心してお任せください。

歯周外科が必要になるケース

歯周基本治療であるスケーリングやSRPを行っても、歯周ポケットが5ミリ以上残っている場合に検討されます。深い歯周ポケットは、セルフケアでも通常のメンテナンス処置でも清掃が困難で、細菌が繁殖しやすい環境です。
歯周ポケット内に歯石が強固に付着していて、通常の器具では除去できない場合に適応となります。また、歯茎の形態が複雑で、清掃しにくい状態が続いている場合も、外科的に清掃しやすい形態を整えることで改善が見込めます。

当院の歯周外科における特徴

FOP(フラップ手術)

FOPは、歯周外科の基本的な手術法です。歯茎を切開して粘膜弁(フラップ)を作り、歯の根を露出させます。直視下で歯石や感染した組織を徹底的に除去し、必要に応じて骨の形態を整えます。
深い歯周ポケットを浅くすることで、術後の清掃性が向上し、歯周病の再発を防ぎやすくできます。処置後は歯茎を元の位置に戻して縫合し、治癒を待ちます。
FOPは保険診療で対応しており、症状の程度に応じて適切な範囲で処置を行います。術後の経過を観察しながら、良好な状態を維持できるようサポートします。

APF(歯肉弁根尖側移動術)

APFは、歯茎の位置を下げることで歯周ポケットを浅くする手術です。歯茎を切開して根の表面を露出させ、歯石や感染組織を除去した後、歯茎を根の先端側に移動させて縫合します。
この方法により、歯周ポケットが物理的に浅くなり、清掃しやすい環境が整います。術後は歯が長く見えるようになりますが、歯周病の進行を止めて歯を保存するためには有効な方法です。
APFも保険診療で対応しています。患者さまの歯茎の状態や骨の形態を考慮し、最適な術式を選択します。

豊富な外科経験に基づく安全な処置

当院の院長は、総合病院での7年間の勤務経験があり、口腔外科的な処置に精通しています。歯周外科は繊細な技術が求められる分野ですが、これまでの臨床経験を活かし、安全性に配慮した治療を提供しています。
術前には、レントゲンやCT検査で詳細な診断を行い、神経や血管の位置を確認します。綿密な計画に基づいて処置を進めることで、合併症のリスクを最小限に抑えています。

完全個室でのリラックスした環境

当院では、完全個室の診療室を完備しており、プライバシーに配慮した環境で治療を受けていただけます。外科処置の際は、オペ室として使用することも可能です。
落ち着いた空間で、リラックスして治療に臨んでいただけるよう、スタッフ一同心がけています。術中も声をかけながら進めますので、不安なことがあればいつでもお伝えください。

歯周外科の流れ

術前には、歯周病の検査とレントゲン撮影を行い、現在の状態を詳しく把握します。必要に応じて歯科用CTで骨の状態を三次元的に確認します。検査結果をもとに、手術の範囲や術式を決定し、治療計画をご説明します。
手術当日は、局所麻酔を行い、歯茎を切開します。歯の根を露出させ、歯石や感染した組織を丁寧に除去します。骨の形態が不整な場合は、滑らかに整えることもあります。清掃が完了したら、歯茎を元の位置に戻すか、根尖側に移動させて縫合します。
所要時間は処置範囲によって異なりますが、通常は30分から1時間程度です。術後は止血を確認し、注意事項をご説明してから帰宅していただきます。抜糸は1週間から2週間後に行います。

術後の経過と注意点

術後は、麻酔が切れると多少の痛みや腫れが出ることがあります。鎮痛剤や抗生物質を処方いたしますので、指示通りに服用してください。腫れは2日から3日がピークで、その後徐々に落ち着いていきます。
手術当日は、激しい運動や長時間の入浴、飲酒は控えてください。患部を刺激しないよう、柔らかい食事を心がけ、手術部位では噛まないようにします。歯磨きは手術部位を避けて行い、うがい薬で優しく口をすすぎます。
抜糸後は通常通りの歯磨きが可能になりますが、歯茎が完全に治癒するまでには数か月かかります。定期的に通院していただき、経過を観察します。治癒後も、メンテナンスを継続することで良好な状態を維持できます。

歯周外科のメリットとリスク

メリット

直視下で処置を行うため、歯周基本治療では届かない部分まで確実に清掃できます。深い歯周ポケットを改善することで、セルフケアがしやすくなり、歯周病の再発リスクが低減します。
骨の形態を整えることで、歯茎の形も改善され、審美的な面でもメリットがあります。また、歯周病の進行を止めることで、歯を長期的に保存できる可能性が高まります。

リスク

外科処置のため、術後に痛みや腫れが出ることがあります。また、歯茎の位置が下がるため、歯が長く見えるようになったり、知覚過敏が起こったりすることがあります。
稀に、術後の感染や出血が起こる可能性もありますが、適切な術後管理により予防できます。喫煙は治癒を妨げるため、術前後は禁煙をお勧めします。

よくある質問

手術中に痛みはありますか?

局所麻酔を使用するため、手術中の痛みはほとんどありません。当院では極細の針を使ってゆっくり注入することで、注射時の痛みも軽減しています。術後に痛みが出ることがありますが、鎮痛剤で対応できる程度です。

腫れはどのくらい続きますか?

個人差がありますが、腫れることは少ないですが、腫れたとしても術後2日から3日が腫れのピークで、1週間程度で落ち着くことが多いです。腫れを最小限に抑えるため、術後は激しい運動や飲酒を控え、安静に過ごすことをお勧めします。

治療費はどのくらいかかりますか?

歯周外科は保険診療で対応しています。費用は処置範囲や術式によって変わりますが、数千円で治ることが多いです。

手術後はすぐに仕事に戻れますか?

肉体労働や激しい運動を伴う仕事でなければすぐに仕事に戻っていただいても問題ありません。術後痛が出た場合は痛み止めで対応していただいています。

再発することはありますか?

歯根の形態が複雑であったり、処置部位がアクセスしづらい場所であったり、歯軋りなど強い負荷がかかった場合は、良い経過は期待できません。一時的に状態は落ち着きますが、しばらくすると再発することがあります。再発のリスクについては、手術直後にある程度のことは判断できますので、その際にご説明しています。

用賀で歯周外科をお考えなら

ヒラノデンタルオフィスは、用賀駅から徒歩2分の立地にあります。歯周外科に対応しており、深い歯周ポケットでお悩みの方に適切な治療を提供しています。
歯周基本治療で改善が見られない、歯周病が進行しているという方は、お早めにご相談ください。丁寧な診査診断と、安全性に配慮した処置で、歯を保存するお手伝いをいたします。完全個室の診療室で、リラックスして治療を受けていただけます。

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