新型コロナ対策

新型コロナウイルスの感染を防ぐためには、感染経路をシャットアウトすることがとても重要です。

現在、分かっているコロナ の感染経路は、接触感染飛沫感染です。

特に飛沫感染の対策は難しいのですが、当院はコロナの渦中に移転したため、十分な換気が行えるような設備を整えることが出来ました。

接触感染対策

入り口に消毒液の設置

ドアノブや椅子など患者さんが手を触れやすい部位の消毒

治療が終わる度に消毒します

唾液や血液などが付きやすいところはすべてフィルムでバリア

受付には防護フィルム

硬貨はアルコール消毒、紙幣は消毒できないため全て新券を使用、クレジットカード端末はフィルムで防護

飛沫感染対策

口腔外バキューム

歯を削ったり、クリーニングを行うときには、お口の中に入れる「口腔内バキューム」と、周囲に飛び散る粒子を吸い取る「口腔外バキューム」を併用して、唾液の飛散を防ぎます。

常に新鮮な空気に入れ替え

24時間換気システムにより外気を取り入れ、約40分で室内の空気が新鮮なものに入れ替わります。特に個室では、給気口を空気清浄機の吸気口のすぐそばに設置することで、取り入れた外気を空気清浄機にかけてキレイにしてから室内に供給できるようにしてあります。

個室ごとに空気清浄機により、汚れた空気をきれいにします。さらにウイルスにも効果があるとされるプラズマクラスターを放出し積極的に空気の除菌をしています。メーカーのデータでは8畳を5分で清浄する能力があるとしていますので、当院の個室では約3分程で空気がキレイになる計算です。

感染対策の基本

本当の意味での感染対策とは

感染対策というと一切菌が侵入しないようにすることと皆さんは考えるかもしれません。しかし、医療における感染対策とは「外部から侵入した菌やウィルスにより病気を発症させないようにすること」となります。
肝心なのは「病気を発症させない」ことなのです。

感染対策で押さえるべきポイント

なぜこんな話をするのかというと、皆さんの考える感染対策と医療における感染対策の見るべきポイントが違うということをわかっていただきたいのです。
最近では患者さんの見る目が厳しくなり、私たち医療関係者に注がれる目も年々厳しいものななってきています。しかし、その厳しさも医療サイドからすると見当違いなところにスポットが当たることが度々あります。それどころか、肝心なところ見落としていることが多々あります。

グローブは一人の患者さんでも何枚も取り替える

グローブは患者さんごとに取り替えなけらばなりません。そして診療室を離れるごとに取り替える必要があります。要は、グローブが清潔でない部位に触れたら取り替えなければならないということです。

患者さん毎の滅菌パックは当たり前

治療に使う器具が滅菌されれているのはもはや当たり前になりました。ミラーやピンセット、切削に使うタービンなどが滅菌パックから出されるのはもうご存知のことかと思います。
しかし、感染対策はこれだけではありません。

術者が触るところもしっかりガード

私達スタッフが触る場所も対策が施されている必要がります。照明のハンドル、切削器具やエアーなどを置くところなど、術者が手を触れる場所にバリアを施さなければなりません。

とても大切なのだけれど見落としがちなところ

意外に皆さんご存知ないのが、水と空気を混合させて歯面を洗う気銃(シューシューとしているやつです)の先端。コストがかかるため取り替えずにアルコールで拭いているだけのところが多いのが現状です。
ここに挙げたのはほんの一例で、皆さんの健康を守るため当院では徹底した感染対策を施しています。安心して治療をお受けください。

高度な感染対策意識

当院では定期的な感染予防に対する講習に参加したり、定期的なミーティング(最低月に1度)をおこなって医療安全に勤めています。また医薬品の使用期限なども月に1度チェックしています。