力のコントロール

歯を失う3大要因
歯を抜く原因を調べてみると、意外なことに歯が割れて抜くケースが一番多いのです。言い換えれば、虫歯や歯周病以上に歯が割れることに対して対策をしなければならないということです。果たして、どのようにしたら良いか、ご存知ですか?

感染のコントロール
虫歯や歯周病は感染症です。虫歯菌や歯周病菌の治療は、菌をコントロールすることです。これは皆さんよくご存知のことと思います。

力のコントロール
力をコントロールするには2方向からのアプローチが必要です。一つは歯を丈夫にすること。もう一つは歯に力を加えないこと。
歯を丈夫にすることは、歯医者の仕事です。お任せ下さい。
歯に過剰な力を加えないことは、皆さんの心がけです。頑張りましょう。
歯を丈夫にするために

1本1本を丈夫に
まずは1本1本の歯を割れにくいように治療する必要があります。それには、神経の残っている歯であれば削る量が少ないダイレクトボンディング。神経を取った歯は、金属の心棒を入れると割れやすくなるので、グラスファイバーと硬質プラスティックの心棒にして、外側はセラミックのような硬くて丈夫な材質で補強します。

歯にかかる負担を減らす
もし、歯を失うと残っている歯に今まで以上の力がかかってしまいます。残念ながら、ブリッジや入れ歯は支えが増えるわけではなく、残っている歯を犠牲にするため、かえって歯の寿命を縮めてしまいます。今のところ、残っている歯への負担を減らすには、インプラントしかありません。

力のバランスを整える
噛む力が一部の歯だけに集中しないようにバランスを整えることが重要です。目標は、左右均等に噛めるようにすること。例えば、片側が入れ歯だと、どうしても歯の残っている方で噛んでしまいます。ところが右も左も入れ歯なら、左右均等に噛むことができるため、比較的安定します。これが、残っている歯に負担をかけないポイントです。
歯に過剰な力をかけない

歯ぎしりや食いしばりを予防する
夜間の歯ぎしりや日中の食いしばりは食事をする時以上に歯に過剰な力がかかります。しかも、食事の時間に比べて、遥かに長い時間歯に負担をかけています。歯が割れるきっかけの多くが、歯軋りや食いしばりで起こっていて、食事中に割れたり欠けたりするのはわずかです。

左右均等に噛むようにする
歯の治療中は、よく他の歯もトラブルを起こします。これは、治療中の歯を避けて噛もうとするために、いつもと違う噛み方になってしまうからです。特に、神経を取った歯は、健康な歯に比べて強度が低くなっているため、割れてしまうことが非常に多く起こります。左右均等に噛めるようなかみ合わせにすることがとても重要です。
この記事に関連する治療
- 顎関節症・歯ぎしり あごの痛みや歯ぎしり・食いしばりなど、歯にかかる力のトラブルの治療です。
- 精密入れ歯・インプラントオーバーデンチャー 入れ歯を専門とする院長による精密入れ歯と、インプラントで固定する入れ歯の治療です。
- インプラント治療 隣の歯を削らずに、失った歯の噛む機能を補う治療です。費用・治療の流れ・症例を掲載しています。
ご自身の場合が気になる方へ
記事でご紹介したような症状や治療が、ご自身にも当てはまるかどうかは、実際にお口の状態を拝見しないと判断できません。初診ではお口全体の状態とレントゲンで現状を確認し、治療の選択肢をご説明します。初診のご予約はお電話で承っています。
火〜金 9:00-13:00/14:30-18:00、土 9:00-13:00/14:00-16:00(休診:月・日・祝) 通院中の方はメンテナンスWEB予約もご利用いただけます。
