最近、自由診療のレジン充填を希望される方が増えてきました。
今回は、グラディアという製品を使ったダイレクトボンディングの症例をご紹介します。
銀歯を外した後、虫歯を染め出す特殊な染色液で染め出したところです。
赤く染まった部分だけを丁寧に削り取っていきます。出来るだけ健康な歯を残したいために、この作業にはとても時間をかけます。
歯と歯の隣接部は、硬質のプラスティックを固めてしまうと、形態修正が出来ません。そのため、あらかじめ隔壁を作って、そこに流れのいい硬質レジンを流し込んでから光を当ててか固めます。
最後に、出来るだけ歯の解剖学的な形態を再現します。かなり細かい部分までこだわってリアルに再現しています。まさに、お口の中の彫刻です。
今回2本で1時間です。自由診療で奥の大きな歯が1本¥15,000、手前の小さな歯が1本¥10,000で2年保証をお付けしています。
もちろん保険診療でも虫歯を治すという意味においては全く問題ありません。ただ保証が半年に決められおり、使用する材料にも決まりがあるため、これだけのクオリティはありません。そのため、最近は保険診療と自由診療の内容をそれぞれ説明すると、両者ともそれほど高額な費用ではないため自由診療を選択される方が増えています。