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おまけの骨移植と本格的骨移植 骨の無いところにインプラント 


ずいぶん寒くなりましたね。昨日は、休診日で大学に行って参りました。毎週月曜日は医局会といって、科に所属する先生が全員集まって、症例検討や勉強会や事務連絡などをおこなう会議を開いています。昨日は、大学院生の学会発表の予演があり、僕の専門分野でもあったので楽しく議論してきました。

研究というものは、世界でまだ誰もやったことがないことを行う仕事なので、僕にとってはとても楽しいことでした。大学を離れてからしばらく研究をしていなかったのですが、今はアドバイザーという形で参加することができ、また一つ楽しみが増えた感じです。

さて、今回は骨移植をともなう奥歯のインプラント(レントゲン写真の右側)です。骨移植といっても、一番簡単なものです。インプラントの周りに少し骨が足りなかったので、ドリルで穴をあけたときの削りくずと人工骨を少し足しただけです(白黒写真)。

これだけで、ものすごく骨ができる訳ではありませんが、この症例の場合これで十分な骨の再生が見込めます。手術時間は約30分で、痛みは痛み止めを1回飲んだだけで治まったそうです。それと、あめ玉くらいの腫れができたそうです。

2週間後に糸を抜いたときにはきれいに治っていました。下顎の場合3ヶ月待ってから歯を入れます。レントゲン写真向かって左側(患者さんの右側)上下とも私がインプラントを入れました。

上顎は、とても骨が薄く上顎洞挙上術を行ったケースですが、こちらは難易度の高い骨移植です。インプラントは骨がないから入れられないという時代はずいぶん前に過ぎています。骨がなければ、あるところを探し、それでもなければ骨を作ってインプラントを入れることができます。

もちろん、どんなケースでもできる訳ではありませんよ。インプラントは無理かなと思われている方は、一度ご相談ください。このケースも他の歯科医院で上顎のインプラントは無理だと言われて来院された方です。
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平野 恭吉平野 恭吉

平野 恭吉

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