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年末年始の過ごし方 

開けましておめでとうございます。皆さん年末年始はいかがお過ごしだったでしょうか?

私は、家内の実家がある宮城県で過ごしましたが、年末は穏やかな日々が続き、子供達を近くのスキー場に連れて行き8年ぶりのスキーをしてきました。小学1年生の長男は、たった2時間のスキースクールを受けただけで、ボーゲンで斜面を滑り降りることができるようになり、改めて子供の飲み込みの早さに驚かされました。

かく言う私も、思ったより滑ることができ、筋肉痛も出なかったことから、普段のウォーキングが想像以上に効果があることに驚かされました。

宮城県は海産物が新鮮なところで、大晦日は塩竈の魚市場にでかけ、年末のにぎわいを楽しんできました。

夜は、みんなでご馳走をつつきながら紅白を見て、そばをすすりながらの年越しとなりました。

元旦は窓を開けると一面の雪景色で、子供達と雪遊びをしたり、おせち料理をつついたりしてきました。

交通事情の関係で元日に戻って来ると、郵便受けに直行して年賀状を開き、年賀状でしかほとんど交流のない知人達の便りをみながら、昔のことを思い出していました。

2日は、元旦に行けなかった初詣に近所の神社へ出かけて、1年の祈願をすると、やることもないので浅草にでもいってみようということになり出かけたのですが、浅草寺の前は雷門まで参拝の列が続き、神殿まで1時間は待ちそうな気配だったので、お参りをすることもなく、あたりの出店で買い食いをしながら、正月の雰囲気を楽しんで来ました。

我が家のお正月は、いつもこんな感じでどこにでもある普通のお正月の過ごし方かなと思っています。でも、この普通のお正月が大事なのではないかとも思っています。

20代の頃、1度海外で年を越したことがあります。日本と違う風習に新鮮味を感じたのですが、日本に帰ってきて普段の生活に戻ったときに、ふと「年越し」や「お正月」を済ませていないような感覚を覚え、なんだか物足りなさを感じました。

そのとき、年越しそばを食べたり、家族で紅白を見たり、初詣に出かけたりといった、我が家の年末年始の過ごし方をしないと、節目にならないのだなと感じました。以来、年末年始は毎年同じような過ごし方をするようにしています。

若い人たちに話を聞くと、「紅白は見ない」だとか「年賀状はメールだけ」といったなんだか寂しい話を聞きますが、考えてみれば紅白もテレビがない時代にはなかったことですし、年始の挨拶回りをしていた世代の人たちにしてみれば年賀状はけしからんことだったのかもしれません。

自分の子供達が大きくなったときに、世の中がどのような風習になってるかは想像もできませんが、早すぎる変化は人の心に居心地の悪さを感じさせます。何の変哲もない年末年始を過ごすことで、子供達の心の中に帰れる場所を作ってやりたいなと思っています。
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平野 恭吉平野 恭吉

平野 恭吉

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