コラム

アズールとアスマール 

少し前の映画ですが、アズールとアスマールという映画を皆さんご存知でしょうか?

私は、昨年末たまたまTVでやっているのを見たのですが、休日の朝食を後回しにしてしまうほど、とても美しく感動的な内容でした。もう一度見たくてレンタルのウェイティングをかけていたところ、やっと先日届きました。

物語は、アラビア人の乳母に育てられた青い瞳をした白人のアズールとその乳母の実の子である黒い瞳のアスマールが同い年で生まれたところから始まります。

アズールとアスマールはいつもけんかばかりしながら兄弟のように一緒に育てられていくのですが、物心がつくと白人であるアズールは英才教育を受けるために優秀な家庭教師の元にやられ、乳母とその子であるアスマールはその主人から家を追い出され海を越えた祖国に追い返され、離ればなれになってしまいます。

そして、成人して家に帰ってきたアズールは乳母が幼い頃歌ってくれた海の向こうの国を目指して旅立ちます。この映画には、様々なテーマが込められていますが、なんといってもこの映画の良さはその独特の美しさではないでしょうか。

景色を見ているだけで自然と涙が出てきてしまいます。私の推測ですが、この風景はモロッコがもとになっているようです。

私は十数年前にモロッコに行ったことがあります。モロッコは、決して豊かな国ではありませんが、中世にタイムスリップしたかのような昔のままの生活が残っているとても神秘的なところです。

私がこの映画にこれほどまで反応したのは、モロッコを旅したことがあったからではないかと思います。私は今日この映画を7歳と4歳の子供と一緒に見ました。

映画を見終わった後、私はモロッコに行った時の写真を子供に見せました。彼らは、この映画の舞台となっている場所に、目の前にいる父親が立っている写真を見てどんなことを感じてくれたのでしょう?子供達が大きくなったら、一緒にもう一度モロッコを訪ねてみたいと思います。
世田谷区・用賀の歯科ならヒラノデンタルオフィスのホームページはこちらから

平野 恭吉平野 恭吉

平野 恭吉

ヒラノデンタルオフィス 世田谷区用賀4−12−4

関連記事