症例集

インプラントの痛みと腫れ

インプラントを検討される方が最も心配していることは、手術による痛みと腫れではないかと思います。

本日、2週間前にインプラントの手術された方が、2人来院されましたのでその方達にインプラント後の痛みと腫れに付いて伺ってみました。

このレントゲン写真の方は左下に2本インプラントを入れました。歯を抜いてから数年経っているため、骨の状態がよくインプラントを入れるのには良い条件でした。そのため、手術時間も短く30分程度で終わりました。

手術前に痛み止めを飲んで頂いていますので、麻酔が切れてもほとんど痛みはなかったそうです。しばらくすると痛みがあるのではないかと身構えていたそうですが、結局その後も痛みはでなかったそうです。

腫れに付いても、ほとんど問題なかったようで、翌日指で押してみたらすこしふくらみを感じる程度だったそうです。

このように、条件がいい症例であれば痛み止めすら飲まなくて済んでしまいます。


次の方は左下に1本インプラントを入れました。この症例は歯を抜いてから4ヶ月後の手術で、骨がまだ完全に固くなっていない状態でした。そのため、インプラントを入れるのと同時に人工骨を入れています。

術後は、1錠だけ痛み止めを飲まれたそうです。その後、痛みは治まり追加することはなかったそうです。

腫れについては、2日程すこし腫れたそうです。でも指で押さなければ痛くはなく、それほど気にならなかったそうです。

この症例の場合、人工骨を入れるために歯肉を少し引き延ばさなければならなかったため、若干の腫れが出ることが予想していました。患者さんんもそのことがわかっていらっしゃったので、心配することはなかったそうです。

痛みを予測することは難しいことですが、これまでの経験で手術内容ごとの傾向はわかっています。
インプラント手術の約3割は条件がよく、痛みや腫れがほとんどありません。
約5割は、若干の付帯手術を伴うもので、1〜2錠の痛み止めで対応でき、腫れもわずかです。
約1割は、複雑で大きな手術のため2〜3日痛みと腫れがのこります。
残りの1割は、予測が外れています。

まあ、これはあくまで私の経験則です。それでも、多くの方が想像されているより痛みと腫れが少なかったとおっしゃっています。

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平野 恭吉平野 恭吉

平野 恭吉

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