この患者さんは、歯が欠けてしまって、駆け込んでいらっしゃいました。
確かに、こんな歯では、仕事にも支障が出てしまいますね。セラミックで被せる方法もありますが、これくらいの大きさならダイレクトボンディングで治すのがベストでしょう。一番最後の時間でしたので、早速その場でとりかかりました。
歯の構造を真似て、象牙質と同じ色のレジンで解剖学的に築造していき、その上にエナメル質色を加えていきます。今回、8色の異なるレジンを少しずつ積層していき、もとの歯の色を再現しています。色を再現するのは、絵画の修復のようなものです。
アップの写真でこのレベルに仕上がれば、対面した時に修復であることが分ることはまずありません。
治療時間は、全部で約1時間でした。費用は¥21,000です。もちろん、虫歯や古い詰め物のやり直しもきれいになります。
少ない切削量で、1回の治療で終わるダイレクトボンデングで修復をご希望の方は、お気軽にご相談ください。