instagrum
お問合せ

一般臨床

長く奇麗でいるために

今日の症例は、約3年前に上顎前歯をすべて治療した患者さんが、定期検診にいらしたのですが、その長期的な経過についてです。といっても、まずは写真をご覧ください。

左が3年前、右が現在です。どちらもほとんど変わりがありませんね。

審美歯科を成功させるには、まず技工士のテクニックがとても重要です。というのもセラミックは、私のような歯科医師が作るのではなく、技工士が作るからです。ですから、技工士に腕があれば、どんな歯科医師が治療しても結構いい線までいきます。

しかし、長期経過を安定させるには、歯科医師の技量が多くのウェイトを閉めています。トラブルでよくあるのは、歯茎が痩せてしまって根元が黒く見えてしまったり、セラミックが割れてしまうといったものですが、これらはセラミックが生体に適合していないために起こるものです。

実は、このようなトラブルが起こらないようにするには、とても細かな作業が必要となります。ですから、この症例のように安定した経過を見ると、正直言って「ほっ」とします。

短期的に奇麗な症例を作ることは簡単です。しかし、長く奇麗を保つことは、とても難しいことであることをご理解ください。

世田谷区・用賀の歯科ならヒラノデンタルオフィスのホームページはこちらから

平野 恭吉平野 恭吉

平野 恭吉

ヒラノデンタルオフィス 世田谷区用賀4−12−4

関連記事

最近の記事

  1. 歯を抜くことになる1番の原因は力!

  2. 歯周病が大腸癌を引き起こす

  3. 歯科検診の義務化と健康教育

おすすめ記事