レジン充填

今日はレジン充填のお話です。ここでいうレジンとは硬質レジンと呼ばれる、セラミックをフィラーにしたプラスティックのことをさします。なんだか難しそうですが、石の入ったコンクリートを想像してください、石がフィラーであり、コンクリートがプラスティックだと例えるとわかりやすいと思います。

さて、この手法は、私が大学生になる前(20年以上前)からありました。当時は、プラスティックを歯にくっつける接着剤なるものがいまいちだったたことと、充填の技術が確立されていなかったために、奥歯では小さな虫歯でしか用いられませんでした。

そして、その後の研究開発の成果により、接着力が目覚ましく向上し、今では奥歯でも十分な強度が得られるようになっています。

治療内容を順に見ていきましょう。1枚目の写真は術前のものです。一見問題なさそうに見えますが、金属の周囲の色が茶色くなっていて、その辺縁も丸みを帯びていて、なんだか怪しい感じがします。

2枚目は金属を外したところです。案の定至る所に汚れや虫歯が見られます。黒いのは、細菌の固まりです。

3枚目はそれらを取り除いているところです。赤くなっているのは薬で虫歯を染め出したところです。赤く染まるところが無くなるまで丁寧に削っていきます。

4枚目は、隣の歯にプラスティックがくっつかないよう、隔壁をしているところです。この隔壁にはいろいろなやり方があり、これはその1例です。虫歯の大きさによって、隔壁を作る器具も異なります。

5枚目はレジンをつめて噛み合わせの調整をしているところです。

6枚目は研磨まで終わったところです。ここまでで、だいたい40分くらいかかります。

ミラーを使って写真を撮っていますからよく見えますが、これは上顎の奥歯なので、処置するときも半分はミラーを見ながらの操作です。ブラックジャックに左右が逆転した内蔵をもった人を手術する際に鏡を使って手術するシーンがありますが、私たち歯科医は毎日のようにブラックジャックさながらの手術を行っているようなものです。皆さんも、試しに鏡で手元を見ながら絵を描いてみてください。結構難しいですよ。そんな訳で正直言えば、術者の私は、へとへとになります。1日4〜5本が限度です。

レジン充填のメリットをあげましょう。
白い歯になる!!!
1回で終わる!!!
歯を削る量が最小限ですむ!!!
仮の詰め物を入れなくてすむので、感染を起こさない!!!
万が一その下に虫歯ができても色が変わるため発見しやすい!!!
などなどたくさんあります。

欠点は、治療時間が長い。高いテクニックを要求される。くらいですかね?

当院では、小さなものは保険でやってますから1本3千円前後です。もっと強度のある材料でリアルに仕上げてほしいという方は1万円から1万5千円でもやってます。
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