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一般臨床

百聞は一見に如かず

先日、通勤途中に鶯巣の声を聞きました。まだ、練習中らしく余り上手ではありませんでしたが、少しずつ春の足音が聞こえてきましたね。(ちなみに鶯は春の鳴き始めから少しずつ奇麗な鳴き声になっていくそうです。最初は「ホーホケッ」なんてこともよくあります。)

またまた久しぶりの更新となってしまいました。さて今日は当院の初診時の内容に付いて説明したいと思います。
最初は、患者さんの訴えを伺うことから始まります。その後口腔内写真とレントゲン写真を使って現状を説明し、過去の症例を使って治療法についてさらに詳しく説明しています。

これが、必ず撮っている写真です。

毎回10枚以上撮影し、状態の悪そうなところはアップで見てもらいます。下の写真がその例ですが、ここまでアップできます。

レントゲン写真と口腔内写真の説明を始めると、ほとんどの患者さんがこれまであまりご覧になっていなかったようで、食い入るようにモニターをご覧になります。半数以上の方は思っていたより汚れた口の中を見てショックを受けられます。

さらに、拡大した写真は私たちがルーペを使って観察する以上によく見えますから患者さん自ら虫歯を見つけてもらえます。これはとても重要な事なのです。

これまで長く歯医者をしてきましたが、他の医院から来られた患者さんが「虫歯じゃない歯を削られた。」とか「それほど大きな虫歯じゃなかったのに、大きく削られてしまった。」と訴えられのに何度も出くわしました。

しかし、このような口腔内写真を最初に撮って患者さんに説明すると、そういった疑いは一切なくなります。むしろ患者さんの側からこの虫歯を治してくださいと言われる事すらあります。

当院では、このような診査と治療の説明を初診時に約1時間程かけて行っています。そうすることで、患者さんとのよりよい信頼関係を築く事ができ、後の治療がとてもスムースになります。医療は「医者は患者を治せばいい、患者は医者に任せればいい。」といった時代ではなくなりました。「医者と患者が協力して治す。」時代だと思います。

ちなみに、当院ではご希望の患者さんにだけ、撮影した画像をIDとパスワードを付けてホームページからダウンロードできるようにしています。

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平野 恭吉平野 恭吉

平野 恭吉

ヒラノデンタルオフィス 世田谷区用賀4−12−4

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