歯の移植は条件が限られているため頻繁におこなうわけではありませんが、唯一で2回移植を行った症例をご紹介します。
まず最初の移植は7年前、左下奥の歯が割れてしまい抜かなければならなかったので、左下の親知らずを移植しました。親知らずが小ぶりだったためそれほど苦労することなく移植でき、経過も良好でした。
それから4年後、急に左下に痛みがでてきて歯がぐらぐらになってしまいました。よく観察してみると、前回同様に歯が割れていました。前回左下の親知らずを移植していましたので、今回は反対側の右下の親知らずを移植しました。これも、親知らずが小ぶりだったこともあり、あっさりと移植することができました。
2回目の移植から3年経過しましたが問題ないようです。